発泡ウレタン表面に10mm塗付した仕様で性能評価試験に合格し、発泡ウレタンとの複層で不燃材料認定を取得しています。
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内装制限のかかるところで現場発泡硬質ウレタンフォーム(以下、発泡ウレタンといいます)を施工するとその表面には建設省告示第1400号又は1401号に規定される不燃材料、難燃材料で覆う必要があります。
その為、現場においては発泡ウレタン表面に「防火コート」という名目でそれ単体が不燃材料又は難燃材料の認定を取得している材料を塗付しています。しかし、これらの商品の中には認定条件として「下地は不燃材料であること」と規定されている商品もあります。いくら「不燃材料の認定が取れている」といっても下地が不燃材料でなければこれらの商品は不燃認定商品にはなりません。また、自社内で発泡ウレタン下地に防火コート材を塗付し、表面に火を近づけても燃えなかったという結果があったとしても、認定がなければ又は認定で認められている仕様と違えばそれは何の意味もありません。
不燃認定一覧
認定番号 | ウレタンフォーム の種類 |
下地種類 | タイカ・アロック 厚み |
ウレタン厚み |
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NM1528 | ノンフロン用 | 金属板を除く 不燃材料 |
10㎜ | 10~500㎜ |
NM1531 | ノンフロン用 | 金属板に限る | 10㎜ | 10~500㎜ |
NM1529 | 冷蔵庫用 | 金属板を除く 不燃材料 |
10㎜ | 10~500㎜ |
NM1533 | 冷蔵庫用 | 金属板に限る | 10㎜ | 10~500㎜ |
NM1530 | ビル用 | 金属板を除く 不燃材料 |
10㎜ | 10~500㎜ |
NM1532 | ビル用 | 金属板に限る | 10㎜ | 10~500㎜ |
ウレタン下地不燃化改修工事例
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1.建物外観
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2.施工前の様子
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3.発泡ウレタン吹き付け
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4.タイカアロックを施工
不燃化工事完了